どうもほーりぃです。
昨日の税金に関しての記事が他の記事よりも
圧倒的にアクセスが多かったです。
みなさん興味のある分野なのですね。
それなら僕も長期にわたってでも少しづつ、
わかりやすく解説していこうと思います。
昨日のお話で、
たくさんある税金の中から「所得税」についてお話しました。
そして「所得」にも10種類あることをお話ししました。
一つずつ細分化していますので、ごっちゃにならないようにしてくださいね。
税金関係苦手な人は、複雑に考え過ぎて、
どこの、なにの話なのか分かっていません。
なので、一つずつゆっくりと理解していってくださいね。
今日は、税金の掛け方の3種類についてお話しします。
まず3種類を説明しておきます。
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・源泉分離課税:申告の必要なし。勝手に誰かが申告してくれてます。
・申告分離課税:この所得だけで課税は終わります。確定申告は必要。
・総合課税:確定申告が必要。総合課税の所得を全て足して、累進課税で税金が決まる。
昨日の10種類の所得に当てはめていくと、
利子所得ー源泉分離課税か総合課税
配当所得ー源泉分離課税か総合課税
不動産所得ー総合課税
事業所得ー総合課税
給与所得ー総合課税
譲渡所得ー総合課税か申告分離課税
一時所得ー源泉分離課税か総合課税
雑所得ー源泉分離課税か総合課税か申告分離課税
退職所得ー源泉分離課税か申告分離課税
山林所得ー申告分離課税
(間違っていたらすみません。)
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「源泉分離課税」とは、
支払う側が、税金分差し引いて支払ってくれるので、
受け取り側が申告等をする必要はありません。
例えば、普通預金の利息です。
10円とか25円とかたまに入金されていますよね?あれです。
あれも実は、約20%の税金がかかっています。
ですが、銀行側が20%分の税金を指し引いて数十円払ってくれています。
「申告分離課税」とは、
相手側は何もしてくれないので自分で、「税金はいくらです」と
確定申告をする課税方法です。
分離とは、その所得の中だけの税率で計算します。
例えば、FXでの収入。
これは雑所得の申告分離課税になります。
一律約20%です。
つまり、1000万利益を出そうが、10円しか利益が出なかろうが、
20%の税率は変わりません。
これを申告して、自分で税金を納めます。
(ちなみに20万円以下の雑所得の利益は申告義務がありません。)
そして最後が「総合課税」
一般的に税金は、
所得の多い方が税率が高い「累進課税」だと思われていますよね?
※累進課税とは、所得が多いほど税率が高くなる仕組みのことです。
ですが、全部が全部「累進課税」ではないんです。
この累進課税が適用されるのは、3種類のうちの「総合課税」というものだけです。
総合課税とは、
総合課税の全部の所得を総合合計して、
累進課税、最大40%(もうすぐ上がるけど)税率がかかります。
つまり、
給与で300万、
副業で100万(事業所得)、
賃貸業で100万(不動産所得)利益が出ていれば、
合計合算して500万の所得になります。
給与300万だけだと、税率10%(30万)なのですが、
500万になると税率20%になります。
つまり、給与も20%(60万)の税率になります。
これが他の分離課税とは違うところですね。
でもでもでも。
総合課税が一番損するじゃないか!と思ったあなた。
使い方次第なのですよ。
実は総合課税をうまく使うことで節税ができます。
これは、源泉分離課税や申告分離課税ではできません。
そのお話を明日しようと思います。